初めての深い愛おしさは嵐
嵐の活動休止まであと丸1日。
約2年前に、ずっと来ないで欲しいと願っていたその日が来てしまいました。
個人的には嵐を追いかけ始めてから約12年。
でも、リアルタイムで応援していたのは12年間とはいえ、ファンになってから、1999年からの映像を見たり、曲を聴いたりする中で、嵐21年分の活動を享受させてもらいました。
改めて、嵐さん、21年間、たくさん癒しや愛をありがとうございました。
どのように気持ちをまとめたらいいのか、
さみしさを昇華させたらいいのかわからないので、とりあえず手紙のような形でメッセージをまとめておきたいと思います。
相葉さん。
私が嵐というグループを認識したきっかけは、相葉さんの存在でした。動物番組が好きで志村どうぶつ園を毎週見ていた小学生の頃、初めて嵐というグループの一員として認識した相葉さん。かっこよくて爽やかで面白いお兄ちゃん的な感じで目に写ったことを覚えています。
「優しくって少しバカ」という言葉がここまで似合う人が他にいるかな?
バラエティでもミラクルを起こすし、天然さでフフッと笑わせてもらった回数も数え切れません。とにかく期待を裏切らない男。
でも何より相葉さんの土台には底が見えないほどの優しさの基盤があって、その人柄のおかげで、何をやらかしても笑い話になったり、現場を和ませる力があると思います。
二宮くんが愛すべきバカの定義として「力配分に損得勘定がないひと」と言っていたけれど、相葉さんはテレビ越しにもその「おばかさ」が伝わってくるから、見る人を惹きつけるんだと思います。
どうやって生きたらそんなに綺麗な心のまま生きていけるんだろうなあ?
嵐のメンバーは気持ちを隠したり、周囲の空気を読みがちな人が多い中、相葉さんの素直な言葉がなんどもファンの心の代弁をしてくれてジーンとする瞬間がありました。
ソロの仕事だとか責任のある仕事をするときは、緊張感があって、きっと素の性格の人見知りもあって、相葉さんの本来の素顔が出てくるまで時間がかかる印象があるけど、長く関わる中で周囲の人も丸ごと相葉さんの優しい世界観に包まれるようなその雰囲気がとても素敵だと思うので、1月以降のご活躍もとても楽しみにしています。
21年間、嵐の素直さと優しさの象徴でいてくれてありがとう。大好きです。
松本さん。
嵐が自分たちでも「売れたな」と実感し始めた2007〜2008年ごろ。やっぱり花より団子の影響はすごかったし、ちょうど私も流行りに敏感な小中学生だったので、その勢いを肌で感じていました。
道明寺というキャラクターの魅力ももちろんあるけど、その頃の松本さんは、そのイメージを裏切らずにいてくれたからこそ、今でもずっと変わらずに応援し続けている道明寺入りの松本担が多い気がします。
ファンになってから見える松本さんは、不器用さが垣間見える可愛い男でした。不器用で、うまくできないことに苛立ったりする場面を笑いにかえることができる周りのメンバーとの関係性が「仲良いな」に繫がるし、第一印象と違うからギャップで「潤くんかわいいな」にもなる。
でもやると決めたことにはストイックで手間も時間もお金も惜しまない姿は、ファンの期待にたくさん応えてくれたし、嵐全体への信頼に繋がりました。
これだけストイックで極めたがる性格の潤くんの関心の先が、コンサートの演出でよかった。それは嵐を好きで、嵐のステージを誇りに思っていたからだとおもう。潤くんのやりたいことが妥協なくできる嵐で、周囲のスタッフでよかった。潤くんと意見がぶつかり合うような、こだわりの強い人が他にいなくてよかった。潤くんの関心がもし他のものにあったとしたら、あっという間に嵐を抜けてたと思うし、崩壊していたと思う。
グループの中でのリーダーのあり方とか最年長のあり方っていうのはグループに与える影響が大きくてよく話題になっている印象があるけど、最年少も最年少でいろいろなあり方があると思います。不器用でシャイで、こだわりの強い男。一見したら扱いづらい最年少かもしれないけど、他の4人がこの4人だったからこそ、うまく武器にすることができたと思います。
21年間、嵐を誇りに思っていてくれてありがとう。ストイックに嵐の良さを突き詰めてくれてありがとう。大好きです。
翔くん。
目がくりくりで、顔が整っていて「嵐の顔」な翔くん。それこそ嵐が売れ始めた時、周りには翔くんファンがいっぱいいました。
翔くんはギャップの塊のような男。ニュースキャスターもこなし、頭もよく、育ちも良く、容姿端麗で、何も知らずに顔だけ見たら戦隊モノのレッドのような存在。でも、知れば知るほどポンコツさが隠しきれていないところが、愛しくてたまりませんでした。得意料理は麦茶で炊飯器でお米を炊いたことすらない(ここまでくると本当に麦茶が作れるのかさえわからない)し、なんでそんなこと知らないんだ?と思うようなズレてる発言も多々見られます。筋肉はあるのになぜか腕相撲は嵐で一番弱いし、ファッションセンスはないし、なぜだかダサくて残念。
でも、バラエティ番組では翔くんの残念さでたくさん笑わせてもらったし、何事も全力投球な姿勢に、ストレートで力強い目力と言葉に胸を打たれてきました。翔くんのギラギラとした闘志と、普段は隠している反骨精神が、嵐やファンが前を、そして上を向くための着火剤になったことも数多いと思います。
大学まで出ているから、学生時代の友達も多く、それこそ売れる前までは周りを見れば見るほど不安になったり、迷ったりする瞬間もあったと思います。だけど、いつも毅然とした態度で嵐を信じ、しっかりと立っていたからこそ、他のメンバーもぶれずにいられたと思います。みんなの兄貴で頼りになる存在だからこそ、その精神的な強さと弱音を吐かない姿がみんなを支えていたと思います。
自己主張が少ないリーダーと、こだわりの強い最年少の狭間で、5人の意見をまとめ、みんなの意見をすり合わせて、総意に落とし込める調整役。嵐の民主主義の代表のような存在でした。その役目もメンバーからの信頼が厚いからこそ。
21年間、嵐を正しい方向へ導いてくれてありがとう。大好きです。
大野さん。
歌がうまくて、ダンスもうまくて、アーティストとしての才能に満ち溢れている大野さん。嵐のパフォーマンスの魅力には大野さんの存在とそのスキルが欠かせませんでした。聴いていると落ち着く嵐5人のユニゾンの歌声も、ベースは大野さんの歌声。安定感でライブでも歌番組でも安心してパフォーマンスを見ることができました。
自己主張は少ないし、ハングリー精神はあまり感じられないけど、決して何も考えていないわけではなく嵐を思い、ファンを思っているその気持ちはいつでも伝わっていました。
嵐の魅力といわれて誰もが浮かべる、仲の良さや雰囲気の良さは、大野さんがいたからこそです。大野さんの独特な包み込むような空気感があったからこそ、年上の威圧感を決して出すことはなくなんでも受け入れたからこそ、嵐が誰にでも愛される仲良しのグループになれたんだと思います。大野さんのマイペースな雰囲気、そしてそのリーダーをたてて周りから支えるメンバーたちの姿がグループの理想的な姿にうつりました。嵐が国民的アイドルにまで登り詰めた愛される秘訣はやっぱり大野さんの存在が大きいです。
のほほんとしているようで、好きなこと、熱中することはどこまでも極めたり没頭する大野さん。その真剣な目つきや好きなことに向き合うときのワクワクした子どものような表情がなんとも魅力的でした。
本人はもしかしたらやりたくなかったかもしれない、向いてないと思っていたかもしれない。でも確かにあなたはアイドルでスターでした。みんなに愛されるべき人でした。
どれだけの期間姿を見られなくなるのか、もしかしたら、歌って踊る姿を見られるのは今日が最後かもしれないなんて、悲しくて寂しくて仕方ありません。戻ってくれるのを信じてるなんて言ったら重荷に感じてしまいそうだから、また嵐としての大野さんを見たいなあと、祈るような願うような気持ちで待っています。嵐4人のことをずっと好きでいてね。見守っていてね。
21年間、嵐のメンバーを好きでいてくれて、続けていてくれてありがとう。大好きです。
そして、最後に一番だいすきな二宮くん。
二宮くんの魅力が語られるときに、一番に「演技が上手い」という言葉で語られることが好きではありませんでした。二宮くんの本業はアイドルであり、他にも魅力がたくさんあるからです。
でもそんなことを言っている私も、嵐にハマったきっかけは思い返すと二宮くんの演技でした。2008年に流星の絆を見ていなかったら、嵐ファンになっていなかったかもしれません。二宮くんは自分の仕事や人生を「運がいい」と何度も話していますが、確かに運の良さもあるけど、二宮くんの周囲で起こることは二宮くん自身の内面が影響しているんだということをわかってほしいなと思います。魅力的な役が舞い込むのも、二宮くんの人望や演技力のおかげです。二宮くんだったからこそ、わたしは有明家のおにいを好きになったんです。
二宮くんのどこが好きなの?と聞かれると答えに困りますが、一言で表すとすると「自己プロデュースがうまいところ」です。ジュニアの頃の番組を見ると二宮くんはぽけーっとしていて天然でどちらかというとボケでいじられタイプでした。でも二宮くんはグループ結成後そこからグループ全体を見てキャラを変えました。優しくてほんわかしているメンバーが多い中で、どうすればバランスがいいか、どう見えるか、どうしたら面白いかを考えて行動した結果、ツッコミ役で口の悪いキャラクターになったことで、会話にテンポが生まれ、メンバー全員でのトークにメリハリがつくようになりました。嵐がバラエティに強くなったのは二宮くんのおかげです。"他の人を変えずに自分が変わる"ができる人は強いです。努力を見せないけれど誰よりも努力をしているんだと思います。自己犠牲で嵐の盾となってきた二宮くん。弱いようで内面が強く男気が溢れている二宮くんが大好きです。
パフォーマンス中もそうです。カメラにウインクをしたり、目線を変えたりと、メンバーの中で一番どう映るかを把握しています。何事も俯瞰で考えられるところが強みだと思うし、そういうところがファンの心を掴んでいます。
器用で大抵のことはそつなくこなしてしまう二宮くん。楽器が弾けるところ、料理もやればできるところ。筋肉はないけど運動神経はそれなりによくアクロバットもできちゃうところ。記憶力がいいところ。頭の回転がはやく、咄嗟の切り返しが上手いところも大好きです。二宮くんがいたことで、回避できたピンチもきっとたくさんあったはずです。先頭を走ることの多い、櫻井、松本が咄嗟の時に頼るのが二宮くん。視聴者から姿の見えないところで嵐を支えていたのは二宮くんだったと思います。
素直じゃなくてひねくれているところも好きです。素直じゃなくて天邪鬼なくせに、好きなものに対しては愛が重ためなところも好きです。特に嵐に対して。二宮くんのファンをやっていると、二宮くんが本当に誰よりも嵐を好きだということがひしひしと伝わってきます。とにかく4人のことが大好きだって、見れば見るほど感じます。居心地がいいんだろうなあ。本当にいい人たちなんだろうなあと思います。二宮くんがメンバーのことを大好きなことが、嵐のメンバーが本当にいい人なことの証明になっている気がします。
嵐が大好きで嵐のために生きていたような二宮くん。燃え尽き症候群にならないように…と言っていたけれど来年以降の二宮くんはどうするのか少し心配でもあり楽しみでもあります。ファンとしては歌ってる二宮くんが好きだから変わらずに歌って欲しいし、ドラマも出て欲しいし、バラエティとかMCとかやってほしいけど…。どうなんだろうな。二宮くんの活躍がファンの誇りで自慢なのでまだまだ活躍して欲しいなあ。
21年間嵐を愛してくれて、守ってくれてありがとう。そして嵐を見続けてくれて考えてくれてありがとう。大好きです。
嵐さん。
たくさんの愛と笑いと癒しと感動をありがとう。
大好きです。ファンでいられて幸せでした。
私のはじめての深い愛おしさは嵐でした。
とりあえずは今夜のライブで、一度嵐もファンも燃え尽きて、想いを全部出し切って、その先でまたそれぞれ笑えたらいいな。
そして、再出発の時には「おかえり」と声をかけたい。それまで大好きで待っていたい。
いつか笑ってまた再開、そう絶対。
あと24時間。全力で嵐を応援し続けます。